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2004 Fiscal Year Annual Research Report

伴行動静脈形成過程の形態学的解明と分子機構解析-発生中ラット後腎をモデルにして

Research Project

Project/Area Number 16659049
Research InstitutionIwate Medical University

Principal Investigator

堀口 真由子 (泉山 真由子)  岩手医科大学, 医学部, 助手 (30305990)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 磯貝 純夫  岩手医科大学, 医学部, 講師 (60212966)
人見 次郎  岩手医科大学, 医学部, 教授 (00218728)
Keywords伴行動静脈 / 動・静脈分化 / 血管新生 / 陥入・縦割れ / 腎臓 / ラット
Research Abstract

目的:典型的な伴行動静脈を有するラット胎仔の腎臓を用いて、伴行動静脈形成過程の詳細を時間的空間的に明らかにする。
方法:(1)未分化毛細血管網から伴行動静脈が形成されるステージについての腎臓内・外のアトラスの作成、(2)陥入・縦割れを起こしている血管を連続準超薄切片の三次元再構築、(3)動静脈分化過程の内皮細胞と壁細胞の性質の変化の解析
結果:(1)腎臓内での血管形成の生体内での時間的空間的な変化と、それが腎臓への供給動脈の変遷過程を解明した。腎臓外・内における血管形成過程には複雑な過程、および周囲の臓器形成、特に大動脈周囲の副腎・交感神経節の発生が関わっていることが明らかになった。これらの時期に対応して動静脈伴行が胎齢14.3日に始まった。腎臓内の区域動脈、葉間動脈、弓状動脈が伴行動静脈を形成するのが胎齢16.0日で完成していた。完成する腎臓内での位置を特定できた。(2)胎生15日齢の腎臓について、陥入・縦割れを起こしている葉間血管の数カ所について準超薄切片を作成し三次元構築した。三次元構築したデータによって、色素注入標本、樹脂注入標本の管腔周囲の縦割れを起こしている構成要素や内皮細胞と周皮細胞の量的・質的なものを計測した。また、TEMにおいて、その微細構造を確認した。(3)動脈と静脈の分化に関係するマーカーのうちラットに適応できるものの選定できた。その特性と形態的変化との関係を解析中である。
来年度の研究目標:(2)後腎内・外の血管形成過程のアトラスをもとに管腔の形成に関わる内皮細胞、周皮細胞、接着因子の変化を胎齢15.0日前後をさらに網羅的に準超薄切片による三次元構築によって経時的・量的変化の検討をする。(3)特定部位の動脈と静脈の分化に関わる責任遺伝子を同定するために、当該部位に発現する遺伝子を時系列で明らかにする。

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Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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