2004 Fiscal Year Annual Research Report
DNAメチル化は胎児期メチル水銀曝露の生後の神経行動発達への影響の作用機作か?
Project/Area Number |
16659146
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
佐藤 洋 東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (40125571)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
仲井 邦彦 東北大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (00291336)
亀尾 聡美 東北大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (40312558)
黒川 修行 東北大学, 大学院・医学系研究科, 日本学術振興会特別研究員(PD)
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Keywords | 胎児期 / メチル水銀 / DNAメチル化 |
Research Abstract |
胎児期におけるメチル水銀曝露により、神経行動学的な偏倚が惹起される。この生物学的な作用機作の1つとして、DNAのメチル化による遺伝子発現の乱れ、言い換えれば初期ontogenesisにおける障害にDNAメチル化が関与している可能性が考えられる。そこで本研究では、胎児期にメチル水銀投与された周産期仔マウスの脳のDNAメチル化の程度と行動の偏倚との関連を明らかにするための実験を計画した。 初年度にあたる本年度の研究では、ゲノム全体のメチル化を定量するため、DNA methyltransferaseを用い、放射標識されたs-adenosyl-1-methionineのゲノムへの取込みを液体シンチレーションカウンターで測定する方法の確立を行った。マウスにはこれまでの報告でDNAメチル化が強く示唆されているヒ素曝露モデルを使用し検討した。今後はメチル水銀曝露との関連性をさらに検証する計画である。
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Research Products
(6 results)