2004 Fiscal Year Annual Research Report
交替制勤務による睡眠障害が女性就労者の健康に与えるライフ・ステージ別影響解明
Project/Area Number |
16659150
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Research Institution | Sapporo Medical University |
Principal Investigator |
片倉 洋子 札幌医科大学, 保健医療学部, 講師 (80363711)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岸 玲子 北海道大学, 医学研究科, 教授 (80112449)
丸山 知子 札幌医科大学, 保健医療学部, 教授 (80165951)
奥井 登代 北海道立衛生研究所, 主任研究員
澤田 いずみ 札幌医科大学, 保健医療学部, 講師 (50285011)
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Keywords | 交代制勤務 / 女性のライフ・ステージ / 睡眠障害 / 平衡機能測定 / 睡眠障害の生理的指標 / 唾液中コルチゾール / 唾液中ホルモン測定 / 職場の精神的疲労 |
Research Abstract |
男女雇用機会均等法等法整備により、多様な産業分野に女性労働者が増加している。現在の労働現場における環境整備については男性中心に行われ女性固有の健康問題についてはまだ配慮が充分ではない。種々の勤務形態の中でも交代制勤務に伴う夜間勤務、長時間勤務などによる睡眠時間の短縮、変化など女性も多く問題を抱えている。早期の段階で身体的、精神的健康問題の発見に努めることが必要であり、非侵襲的に客観的に健康影響を判断し、予防につながる指標について検討を行うことを目的として以下の研究を実施した。 1.交代制勤務の勤務前と終了後に勤務形態による健康影響の1つとして平衡バランス機能との関連を重心動揺計を用いて測定するために、動揺計について検討を行った。現在ある重心動揺計は重量があり携帯には適さないこと、軽い計測器に関しては重心の安定が悪く、置く場所の状態に左右されてしまうなどの欠点が種々あるため、重心動揺計本体の軽量化、軽量化したもので安定した計測が可能か、今まで以上に正確に短時間で計測が可能かなどについて検討を行った。試作品にて実験データの集積を行っている。 2.身体的精神的疲労、ストレスなどにより起こる生理機能を非侵襲的に測定することを目的として、唾液中のコルチゾール、8-OHdG測定を行うための検討を行った。また、女性のライフ・ステージによる負担程度の計測や交代制勤務に伴う睡眠状況によるホルモンへの影響を知るために唾液中DHEAなどを測定するために予備的実験を行った。 3.質問紙により生活状況や睡眠、ストレス状況の知見を得るために、質問票作成のための検討を行っている。
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