2004 Fiscal Year Annual Research Report
SSA/Ro52分子の構造と機能解析及びそのSLE等膠原病への治療応用
Project/Area Number |
16659261
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
森本 幾夫 東京大学, 医科学研究所, 教授 (30119028)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
細野 治 東京大学, 医科学研究所, 助手 (50190210)
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Keywords | Ro52 / IL-2産生 / CD28 / TRIM motif / Ring Finger / B BOX / Jurkat T cell / ミトコンドリア |
Research Abstract |
我々はRo52 Jurkat TransfectantにCD28刺激を施すと細胞質に局在するRo52が細胞内局在変化を起こし、IL-2産生の亢進を導く事を報告した。我々はこのIL-2産生亢進機構を理解するため、Ro52の局在変化について解析を行った。 Ro52はRing Finger(RF), B Box(BB), Coiled Coil(CC) Domainを有するTripartite motif(TRIM)とRfp domainを有する分子である。TRIM motifを有する分子の多くは細胞内小器官やCell Compartmentに発現していることが知られている。このMotifが局在変化に関与していると考え、Ro52が有する各ドメインを欠損させたコンストラクトをJurkatに導入し局在変化能を保持しうるか調べた。その結果、刺激後の局在変化にはTRIM MotifのBBおよびCC Domainが必要である事が明らかになった。次にRo52の局在変化後のシグナル伝達を解析するため、刺激後のRo52の局在部位を調べた。刺激後のRo52 Jurkat Transfectantをオルガネラ分画法を用いたWestern blottingを行った。その結果Ro52の発現がミトコンドリアで確認された。またRo52を293細胞にTransient TransfectionしてもミトコンドリアにColocalizeする事がRo52GFPとMito Trackerを用いた免疫組織学的手法により明らかになった。さらにミトコンドリア内でのRo52の機能を検討するため、ミトコンドリア由来の蛋白とDNAにそれぞれ免疫沈降法およびクロモゾーム免疫沈降法を行ったところ、複数の蛋白およびDNAを沈降物として得る事ができた。このことはRo52がミトコンドリアで転写やシグナル伝達に関わっている可能性を強く示している。
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Research Products
(6 results)