2004 Fiscal Year Annual Research Report
NK細胞/樹状細胞ハイブリドによる新規癌免疫細胞療法の開発
Project/Area Number |
16659289
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Research Institution | University of Yamanashi |
Principal Investigator |
松江 弘之 山梨大学, 大学院・医学工学総合研究部, 助教授 (10250424)
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Keywords | 樹状細胞 / NK細胞 / ハイブリド細胞 / 癌免疫療法 / Gap Junction |
Research Abstract |
A.NK細胞と樹状細胞(DC)の融合細胞の作成 マウス脾臓NK細胞と樹状細胞株の融合細胞(NK-DC Hybrids)の作成 A/J(H-2^k)マウス皮膚由来の成熟DC株XS106とA/Jマウス由来脾臓NK細胞をPolyethylene glycol (PEG)法にて癒合させる。我々はすでに、HAT感受性、ネオマイシン耐性のXS106由来の細胞クローン(V2 DC)を樹立している。NK細胞はマウス脾臓細胞からマグネットビーズ(StemStep社)を用いて分離する。NK細胞はHAT耐性、neomycin感受性である。MK-DC Hybridsの選択には我々が開発したdouble selection (HAT+Neomycin)法を用いた。 B.NK-DC Hybridsのin vitroの解析 Phenotype : DC, NK細胞,NK-DC HybridsにつきphenotypeをFACSで解析し、3者間の発現レベルを検討した。また種々の刺激(LPS, agonistic anti-CD40 Abなど)でそれらの機能分子の発現変化を検討した。 抗原提示機能:NK-DC Hybridsは抗原特異的抗原提示能とNK活性がなく、その原因とクローンのスクリーニングをしている。 C.Gap juntion(Gj)を介した細胞間相互作用の解析:DCが抗原提示する際に、DC間のGjを介した情報伝達が重要であることを明らかにした。DC-NK Hybridが所属リンパ節内でのDCに抗原を渡し、活性化するのに重要なメカニズムと考え、解析中である。
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