2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16659331
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
石神 浩徳 東京大学, 医学部附属病院, 助手 (80372382)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金沢 孝満 東京大学, 医学部附属病院, 助手 (10376444)
斉藤 晋祐 東京大学, 医学部附属病院, 助手 (50401097)
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Keywords | 血管内皮細胞 / Dynabeads / 磁気パルス刺激 |
Research Abstract |
ヒト臍帯由来血管内皮細胞(HUVEC)に磁性ビーズとして、Dynabeads Pan Mouse IgG(直径4.5±0.2μm)とDynabeads Protein G(直径2.8±0.2μm)を結合させてその細胞破壊効果をIn Vitroにて検討した。抗CD31抗体と磁性ビーズを結合させた後に、HUVECと抗CEA抗体-磁性ビーズの複合体を抗原抗体反応により結合させた。細胞・磁性ビーズ複合体を分離し、チューブに懸濁、チューブの底に永久磁石を置くことにより細胞-磁性ビーズ複合体を凝集させた。パルス磁気刺激用の円形コイルの中心にチューブを置き刺激、5秒おきに20回の刺激を行い、細胞の生存率を計測した。走査型電子顕微鏡による形態の変化もあわせて観察した。パルス磁気刺激を受けた細胞生存率はコントロール群と比較し有意に減少した(コントロール群:刺激群;99%:45.3±14.0%(Pan Mouse IgG)、99%:34.7±9.2%)。また、走査電子顕微鏡では、細胞膜を引きちぎることにより細胞傷害をもたらしていることが観察され、がん細胞で認められた所見と一致していた。腫瘍血管に特異的に発現する抗原を標的として磁性ビーズの結合とパルス磁気刺激による新しい血管新生阻害療法に応用できる可能性が示唆された。
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