2005 Fiscal Year Annual Research Report
細胞増殖因子徐放性生体吸収材料による肺胞再生の基礎研究
Project/Area Number |
16659373
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
山本 恭通 香川大学, 医学部附属病院, 講師 (50314927)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横見瀬 裕保 香川大学, 医学部, 教授 (80231728)
田畑 泰彦 京都大学, 再生医科学研究所, 教授 (50211371)
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Keywords | 肺胞再生 / 肺気腫 / 治療 / basic FGF / 薬剤徐放 / ゼラチンマイクロスフェアー / 肺動脈内投与 / 肺動脈塞栓術 |
Research Abstract |
本研究の目的はエラスターゼ気管支内投与により誘導されたイヌ肺気腫モデルの肺動脈内にbasic FGF徐放ゼラチン(FGF MS)を注入し、肺毛細血管を塞栓し徐放される、FGFの作用によりあらたに毛細血管・肺胞再生を誘導することである。これにより肺毛細血管床面積を増大させ肺胞気との接触面積を増大させガス交換を改善することである。 平成17年度の成果は、エラスターゼ誘導肺気腫領域をイヌ全肺葉に拡大し肺気腫を組織学的に確認。エラスターゼ誘導肺気腫イヌに肺機能検査を行いフローボリューム曲線上肺気腫特有の波形を描くことに成功した。肺動脈内FGF MS投与後周囲組織にPCNA陽性増殖細胞が確認されFactor VIII陽性血管内皮細胞の出現も確認した。SPF陽性II型肺胞上皮細胞の増殖は認めなかった。さらに肺胞上皮細胞の再生に寄与すると考えられるPDGFを多く含むPRPをイヌ自己血より濃縮できた。 今後ゼラチンMSよりのPRP,FGF共徐放による肺胞再生に対する効果を確認する予定である。
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