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2006 Fiscal Year Annual Research Report

「自家リンパ球-磁気ビーズ」複合体及び磁性体リポソームを用いた癌治療に関する研究

Research Project

Project/Area Number 16659409
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

越智 光夫  広島大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 教授 (70177244)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 安永 裕司  広島大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 客員教授 (40253075)
Keywords癌 / 細胞・組織 / 磁性 / 外磁場 / セルデリバリーシステム
Research Abstract

研究計画調書に従い、以下の研究を行い、研究成果を論文発表した。
1.「ヒトNK細胞-磁気ビーズ」複合体及び磁性体リポソームを用いた癌ターゲティング治療〜in vivo実験;
「ヒトNK細胞-磁気ビーズ」複合体を作製するため、Natural Killer(NK)細胞は、健常者の末梢血からリンパ球分離液を用いて単核球を分離した。磁気細胞分離システムMACSを用いて、CD3 depletion CD56 positive selectionを行い「ヒトNK細胞-磁気ビーズ」複合体を作製した。分離精度は、フローサイトメーター(FACS Aria)にて解析した。「ヒトNK細胞-磁気ビーズ」複合体のin vivo実験における投与方法であるが、29G注射針付シリンジにて癌組織により近いところからの局所投与と、癌組織に近い静脈経由で投与する静脈内投与とを検討した。また、「ヒトNK細胞-磁気ビーズ」複合体を癌組織に投与した後の、癌組織の退縮や増殖阻止効果の評価のため、アポトーシスを検出するTUNEL法の確立と、パパニコロウ染色による細胞核の評価方法に関して、手技を確立した。
一方で、腫瘍モデルの作製であるが、培養ヒト骨肉腫細胞株であるMG-63、HOS、Saos-2、HuO9N2を用いて、免疫不全マウスへの腫瘍細胞の植え込みを実施したが、うまく腫瘍を形成させることができなかった。注入する細胞数の増減や投与方法の改善が必要であると考えられた。文献などから腫瘍形成に関しての情報を収集し、確実な方法を選択し、腫瘍モデルを確立させ、「ヒトNK細胞-磁気ビーズ」複合体のin vivoでの効果を再度検証する必要がある。

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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