2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16659474
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
高木 均 京都大学, 医学研究科, 講師 (70283596)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴間 潔 京都大学, 医学研究科, 助手 (80335265)
西脇 弘一 京都大学, 医学研究科, 助手 (90303841)
板谷 正紀 京都大学, 医学研究科, 助手 (70283687)
田辺 晶代 京都大学, 医学研究科, 講師 (80243020)
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Keywords | アンジオポエチン1 / 新生血管 / 再生医療 / 網膜血管 / 壁細胞 |
Research Abstract |
本研究では糖尿病網膜症の進展への血管内皮前駆細胞(Endothelial precursor cell : EPC)の関与を明らかにすることを目的としている。糖尿病マウスとしてインスリンプロモーターにiNOS遺伝子を組み込んだトランスジェニックマウスを作成し、モデルの評価として内皮細胞の変性、白血球接着、血管透過性の亢進を検討している。今後GFPマウスとのhybrid作成により、網膜へのGFP陽性EPCの集積とこれらの因子との相関を検討していく予定である。糖尿病網膜症での網膜血管内皮細胞障害が血栓や血管閉塞、さらに血管新生の原因に発展する。我々の研究によりにレニン・アンジオテンシン系の活性が重要な調節因子となっていることが明らかとなった(Ohashi et al.,Circ Res 2004)。また、脂肪細胞より分泌されるレプチンが血管内皮細胞に作用してVEGFをautocrineに発現増加させ、網膜血管新生を促進することを見出した(Suganami et al.,Diabetes 2004)。糖尿病化アンジオテンシン受容体ノックアウトマウスやOb/Obマウスにおいても今後同様のEPCの動態の検討を行なっていく予定である。
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Research Products
(2 results)