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2004 Fiscal Year Annual Research Report

先天性食道閉鎖症に対する鏡視下手術

Research Project

Project/Area Number 16659480
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

天江 新太郎  東北大学, 病院, 助手 (30361083)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 石井 智浩  東北大学, 病院・助手 (70333820)
吉田 茂彦  東北大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (60302113)
Keywords先天性食道閉鎖症 / 鏡視下手術 / マグネット吻合
Research Abstract

平成16年度は(1)先天性食道閉鎖症動物モデルの作成、(2)マグネットの圧着吻合に必要な力の計測を行った。食道閉鎖症モデルの作成はブタで行う予定であった。方法は開腹操作で胃瘻を作成した後に、開胸操作を行いて胸部食道を離断した。断端縫合は後のマグネット吻合を考慮して縫合線がなるべく吻合線にかからないように作成した。断端形成後は胸腔ドレーンを挿入して閉胸した。ところが、開胸手術後のブタは呼吸不全をおこしモデルとしての継続が困難であった。そこで開胸操作の必要ないヤギ(頚部食道が長い)を用いて頚部食道での閉鎖モデルの作成中である。ヤギにおいても開腹操作により胃瘻を作成した後に頚部を2箇所切開し肛門側で食道の離断と断端吻合を施行。口側からチューブを挿入し食道盲端のドレナージとした。ヤギ食道閉鎖モデルの難点としては胃瘻からのfeedingが草食動物ゆえに困難である点が挙げられる(ブタは雑食のため人間と同様でもあまり支障がない)。そのため現行では中心静脈栄養を施行している。ヤギ食道閉鎖症モデルは確立しつつあるが、今後の術後管理に向けての栄養法の確立が課題である。
吻合に用いるマグネットであるが、径10mm、7mm、5mmの物を用意した。これを透明なチューブ先端に取り付け、チューブ先端近くには側孔を設けて唾液等のドレナージとする。動物実験に先立って2つのマグネットが圧着する力と2つのマグネット間のgapの関係をdigital force gauge (IMADA製、DPS-2R:この機器を入手するのに時間を要した)を用いて計測した。その結果径10mmのマグネットではgap 15mmまでは0N、gap 10mmで0.5N、gap 5mmで1.0N、1mmで3.0Nと結果が得られた。この結果を踏まえてモデルではGapが20mm以上にならないように配慮している。

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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