2005 Fiscal Year Annual Research Report
ラット大腸粘膜下層へのorganoid unit注入による大腸粘膜の小腸化の試み
Project/Area Number |
16659481
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
田原 博幸 鹿児島大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教授 (70236719)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
下野 隆一 鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (60404521)
林田 良啓 鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 助手 (80305135)
新山 新 鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 助手 (50404520)
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Keywords | 組織工学 / 再生医療 / organoid unit / ラット / 大腸 / 小腸 |
Research Abstract |
1,胎生20日のWistar ratの小腸を細かく刻んだ後に、diapase, collagenaseで処理し、organoid unitsを作製 2,成獣Wistar ratを全身麻酔下に開腹、大腸を2cm有茎に切離(有茎結腸節) (1)結腸端々吻合、 (2)有茎で切離した大腸の粘膜抜去を行った後、1で得たorganoid uintを播種。 3,術後、1週間で擬死し、有茎結腸節を取り出し、組織学的検討を行った。 結果 有茎結腸節は嚢胞状になり、内腔には透明粘液が充満する状態であった。嚢胞を開放すると肉眼的に表面は粘膜組織で覆われていた。さらに組織学的検討で粘膜組織内にPaneth細胞が確認された。 以上から、大腸粘膜を小腸粘膜に置換されたことが確認され、大腸粘膜の小腸粘膜化の目標が達成された。 これらの研究成果は、 2006年度 第106回 日本外科学会定期学術集会 演題「ラット胎仔小腸由来organoid unitを用いた、大腸粘膜小腸化の試み」 2006年度 39^<th> Annual Meeting of the Pacific Association of Pediatric Surgeons 演題"A New Method of Manufacturing Neointestine Using Organoid Units" で発表予定である。
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