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2005 Fiscal Year Annual Research Report

自己組識誘導能を有する新規吸収性足場材料の開発

Research Project

Project/Area Number 16659544
Research InstitutionOsaka Dental University

Principal Investigator

中村 正明  大阪歯科大学, 歯学部, 教授 (50067055)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 橋本 典也  大阪歯科大学, 歯学部, 助手 (20228430)
藤原 眞一  大阪歯科大学, 歯学部, 講師 (60219061)
新池 孜  大阪歯科大学, 歯学部, 教授 (70067065)
Keywordsポリ乳酸 / 自己組織誘導能 / 足場材料 / ドラッグデリバリーシステム / in vitro
Research Abstract

1.新規化合物の合成,解析
本研究ではポリ乳酸(PLA)にヒドロキシル基,エーテル基,エステル基を導入したPLA誘導体を合成する.そして,ラクチド誘導体(LAA-LAC)を経る重合によって合成することを試みた.これまでLAA-LACはその合成例がないため,まずこれらの合成を前年度に引き続いて検討した.L-セリンのアミノ基を塩素原子により置換して合成し,つづいて塩基によりエポキシ化し合成した.つづいてその化合物の保護とアルコールとの反応による開環物の合成を試みたが,開環反応は進行せず化合物は得られなかった.
ついで,「ドラッグデリバリーシステム用新規材料の設計と合成に関する研究」を開始した.二重結合に酸素が結合したビニルエーテル構造を有する油脂は酸によって比較的容易に分解するため,この油脂を用いたベシクルによる薬物および遺伝子の効率的な放出が期待されている.しかし,用いるビニルエーテルはその置換様式により酸による分解速度が大きく異なるため,側鎖の異なる化学構造を持つビニルエーテルの開発が必要である.また,ビニルエーテルの分解速度はプロトンアフィニティから見積もることが可能である.そこで,まず種々のビニルエーテルのプロトンアフィニティを計算化学的手法を用いて求めた.
2.In vitro生体適合性試験,データ整理分析
線維芽細胞ならびに骨芽細胞を用いた三次元ゲル培養法を用いた分子生物学的評価法については確立した.また,水晶発振子にポリマーを固定化する技術も確立し,接着性蛋白質との結合モニタリングについての準備はすべて整っている.
以上の研究実施計画を進め,最終年に向けた研究成果を得たい.

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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