2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16659544
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Research Institution | Osaka Dental University |
Principal Investigator |
中村 正明 大阪歯科大学, 歯学部, 教授 (50067055)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
橋下 典矢 大阪歯科大学, 歯学部, 助手 (20228430)
藤原 眞一 大阪歯科大学, 歯学部, 助教授 (60219061)
新池 孜 大阪歯科大学, 歯学部, 教授 (70067065)
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Keywords | ポリ乳酸 / 自己組織誘導能 / 足場材料 / ドラッグデリバリーシステム / in vitro |
Research Abstract |
1.新規化合物の合成,解析 (1)合成ルートに示したエポキシドのカルボキシル基を保護した後に開環、脱保護するルートについてさらに検討したが、目的とするラクチドの合成には至らなかった。 (2)ドラッグデリバリーシステム用新規材料の開発のため、表中に赤で示した化合物を合成したが、これらの化合物は非常に不安定なため、NMRにより生成は確認できたが、単離操作の際に容易に加水分解を受けるため、単離することはできず、加水分解速度の測定には至らなかったため、二重結合に官能基を導入する新たな手法の開発に着手した。 (3)パラジウム触媒を用いたアレンの位置および立体選択的セレノアシル化法の開発 遷移金属触媒を用いた炭素-ヘテロ元素結合のアレン類への付加反応は、新しい炭素-炭素結合とヘテロ官能基を一度に導入する有効な手法であるが、アレンには2つの二重結合が存在するため非対称なアレンに対する付加反応では合計6種類の異性体が生成する可能性があるため、付加の位置および立体選択性を完全に制御することは従来困難であった。 本研究では、Pd(O)触媒存在下、セレノールエステル1と一置換アレン類2との反応を検討したところ、位置および立体選択的にセレノアシル化が進行し、アリルセレニド3が効率良く得られることを見出した。 2.In nvitro生体適合性試験,データ整理分析 間葉系幹細胞を用いた三次元培養法による分子生物学的評価法については確立した.また,水晶発振子にポリマーを固定化し,接着性蛋白質との結合モニタリングを行った.
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Research Products
(1 results)