2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16659594
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Research Institution | Shiga University of Medical Science |
Principal Investigator |
西山 ゆかり 滋賀医科大学, 医学部, 助手 (50320940)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森 美春 滋賀医科大学, 医学部, 助教授 (90144386)
片岡 三佳 岐阜県立看護大学, 看護学部, 講師 (30279997)
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Keywords | 臨床実習指導者 / 職業自我 / 職業的社会化 / リファレンスグループ |
Research Abstract |
【研究目的】 本研究は、昨年(初年度)に引き続き、看護実践の場で臨地実習を担当している看護師を対象に、看護実践者から一人前の看護教育者として役割移行していく過程を、臨床実習指導者の職業自我の発達状況とそれに影響を与えるリファレンスグループの種類、役割、機能との関係に焦点を当てて明らかにする。 【研究方法】 質的記述的研究方法を用いた。 【平成17年度研究実績】 平成16年度にIn-depth interviewを実施した8名の研究参加者に加え、本年度は、指導経験年数の異なる看護師23名の面接を行いデータ採取した。昨年作成した対象施設のリクルート基準・研究参加者の選定基準のもとに、研究目的に賛同した臨床実習指導経験1年目以上の者、合計23名を、研究参加者の勤務する7施設の看護部門の責任者を通して抽出した。 【手順】 平成17年4月から10月の間に、研究参加者の勤務する施設内の個室あるいは、滋賀医科大学構内の研究室を確保し、面接を行った。面接内容は、研究参加者の承諾を得て全て録音した。データの整理と解析は、面接内容を逐語的に転記し、KJ法による解析を現在行っている。 【結果】 3名の研究者が逐語的に転記した録音内容を、KJ法で分析中である。1年目7名・2年目4名・3年目3名・4年目9名・5〜6年目3名・7年目以上5名を経験年数別に6つのグループに分類し、それらグループごとに元ラベルを作成中である。またそれらと平行して1年目の臨床実習指導者を、狭義のKJ法を用いて分析している途中である。今後これら経験年数の異なる5つのグループのデータを多段ピックアップし31名のデータをKJ法で分析していく予定である。
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