2004 Fiscal Year Annual Research Report
効果的なSTD予防介入プログラムの開発に関する研究
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16659603
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
野々山 未希子 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (90275496)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
江守 陽子 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (70114337)
村井 文江 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 助教授 (40229943)
斉藤 早香枝 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (50301916)
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Keywords | STD / 性行動 / 予防行動 / 教育 |
Research Abstract |
平成16年度は、効果的なSTD予防介入プログラムの作成に向けた実態把握のために、以下の研究を行った。 1.文献検討:わが国の若年者におけるSTD罹患状況および、STD感染の危険性のある性行動に関連する要因に関する国内外の文献を検討 2.質問紙の作成:文献検討結果を元に、性行動歴、性認識、性教育歴、家族関係および、性行動に影響を及ぼすとされている日常生活行動を含む質問紙を作成 3.質問紙調査:わが国でもっともSTD感染率が高く、また感染者の増加傾向にある年齢層にある10代女性のうち性交経験者を対象として、作成した質問紙を用いた聞き取り調査を実施 4.STD罹患状況調査:質問紙調査の対象者に子宮頚管擦過検体によるクラミジア、淋菌およびヒトパピローマウイルスのDNA検査および、クラミジア血清抗体検査を実施 現在の進行状況としては、質問紙を作成し、聞き取り調査およびSTD罹患状況調査を続行中である。2005年2月末日現在で、49名の対象者への調査が終了している。 平成17年度は調査を継続し、調査結果を分析する。調査結果より、STD感染者が増加している若年層に必要なSTD予防教育内容の検討を行う。
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