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2004 Fiscal Year Annual Research Report

小児がんの子どもが治療に伴う痛みに主体的に関わるためのCAIの開発

Research Project

Project/Area Number 16659604
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

小川 純子  千葉大学, 看護学部, 助手 (30344972)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中村 伸枝  千葉大学, 看護学部, 教授 (20282460)
遠藤 数江  千葉大学, 看護学部, 助手 (70361417)
村上 寛子  千葉大学, 看護学部, 助手 (00402628)
Keywords子ども / 主体性 / Computer Aided Instruction / 痛み / がん / 看護援助
Research Abstract

小児がんの子どもが治療に伴う痛みに主体的に関わるためのCAI (Computer Aided Instruction)を作成することを目的に、平成16年6月より、小児がんの子どもの看護の経験の多い研究者6人と臨床看護師1名で月に1回程度専門家会議を行った。子どもへの病気や治療に関する説明について記述された文献の検討に専門家会議における検討を加え、CAIの内容を(1)治療・入院生活・外泊に関する説明、(2)血液データのグラフ化、(3)痛みの自己評価、(4)子どもの日記に決定した。10月から合資会社ディーアイケイに、CAIのシステム開発を依頼し、5回の会議を経て、試作版を作成した。以下にCAIの仕様について簡単に記す。
子どもの主体性への働きかけ:(1)子どもの名前を最初に登録することにより、2回目以降は日記のページや治療・処置などの説明文の中にすべて子ども自身の名前が入る。(2)治療・入院生活などの説明の文章はイラストとテキストで作成されており、子どもが自分でクリックすることで、自分の興味のある画面に進める。(3)治療や処置、薬に関する説明のページから、クリックひとつで子どもが実施する必要のある行動(清潔行動、内服、吐き気への対応など)にすすめるようになっていることで、行うべき療養行動とされている治療や処置の関連を理解できる。
看護援助のツールとして:(1)入院してすぐに行うIVH挿入に関する説明から、後半で行う皮下注射まで、治療にともなう処置を網羅していれることにより、子どもへの処置の説明において利用可能である。(2)説明文は、最低限の内容のみを記載し、看護師がCAIに説明のすべてを頼ることなく、子どもに説明する際のツールとして使用するように工夫した。
平成17年度は、看護師用の使用マニュアルを作成し、臨床での試用に向けて研究をすすめていく予定である。

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2014-12-15  

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