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2004 Fiscal Year Annual Research Report

看護診断の適切性を促進するデータベースの構築に関する研究-電子カルテを活用した方法論の開発-

Research Project

Project/Area Number 16659617
Research InstitutionSaga University

Principal Investigator

佐藤 和子  佐賀大学, 医学部, 教授 (00196221)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 藤田 君支  佐賀大学, 医学部, 助教授 (80315209)
古賀 明美  佐賀大学, 医学部, 助手 (00336140)
安田 加代子  佐賀大学, 医学部, 助手 (90336123)
大田 明英  佐賀大学, 医学部, 教授 (40128129)
Keywords看護診断 / 妥当性 / 急性期 / 慢性期 / diagnostic content validity / 終末期 / 老年看護 / 適切性
Research Abstract

【目的】看護診断の妥当性検討が可能な電子化データベースを構築するため、看護診断の妥当性に関する研究について文献レビューを行った。特に、成人・老年看護学領域における研究の動向を明らかにする。【方法】文献は、1990年1月から2004年12月に発表された看護診断関連文献を対象とし、Pub Med、医学中央雑誌で検索を行った。抽出された文献を発表年順、研究目的、調査場所、対象者の特性などの内容を分類し、経時的に分析を行った。【結果】国外文献は、「nursing diagnosis」「validity」「accuracy」等のキーワードで146編あったが、看護診断の妥当性に関する文献は非常に少なかった。成人看護領域の文献について急性期、慢性期・回復期、終末期の健康段階別に分類すると、最も文献が多いのは急性期看護領域で、看護診断ラベルが明示されたものが37編、妥当性に関する文献は9編であった。欧米では急性期領域で看護診断の使用が多いためと思われる。慢性・回復期や終末期、老年看護学領域の看護診断に関する研究は極めて少なく、特に終末期の妥当性検証は皆無であった。国内では、看護診断に関する研究は会議録が多く、妥当性に関する研究は原著で6編のみであった。妥当性の検証方法としては、FehringのDCV(diagnostic content validity)法が国内外共に多く、他に信頼性の確立した尺度との相関やエキスパートとの一致度を質的に評価する方法がとられていた。多くの研究は事例研究や後ろ向き研究で、「急性疼痛」「皮膚統合性障害」等身体的な問題についての看護診断に関する研究が多かった。心理・社会的問題としての看護診断研究は急性期領域で「不安」が検討されていただけであった。【結論】看護診断の妥当性検証に関する文献は非常に少なく、その検証方法も確立されてないことが明確になった。

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Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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