2005 Fiscal Year Annual Research Report
図書館等及び学童保育施設を拠点にした実験キットの設置・貸し出しサービスの有効性
Project/Area Number |
16680027
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Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
大辻 永 茨城大学, 教育学部, 助教授 (20272099)
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Keywords | 科学教育 / 理科離れ / 実験 / 図書館 / CSSE / 異文化理解 / 子ども |
Research Abstract |
本研究は、「子どもの科学文化」に着目する、研究代表者の一連の研究に位置づくものである。本年度は、申請書における「5.次年度(最終年度)に向けた準備」を除き、以下の4点を研究の目標とした。 1.「子どもの科学文化」に着目する本研究の主題(意見交換と資料収集) 10-11月、北米において日加の理科教育実践者による検討会をもつ予定であったが、我が国の実践者を送ることが不可能になった。代わりに2月に意見交換・資料収集・研究打ち合わせを豪州において行った。この他、日本高等教育学会、日本科学教育学会主催シンポジウム、日本理科教育学会全国大会、同支部会、広島県もみのき森林公園(協同研究者)、他大学附属小学校、和歌山県耐久舎、日本科学技術社会論学会、東京大学、北海道大学、旭山動物園を訪問し、「子どもの科学文化」に関する情報収集を様々な角度から行った。 2.既存の実験キットの有効性 前年度に行った、市販されている実験キットに関する有効性調査の結果を内外の学会において発表した(ASERA:7月、日本科学教育学会:9月、子どもと自然学会:10月)。 3.実験キットの開発 前年度示された方向性に従い、研究協力者の協力を得て行った。 4.図書館等における実験キットの貸し出し 1.-3.で本研究の対象となった実験キットについて、図書館等に設置し貸し出す実現性を探った。 調査に当たっては、人権やプライバシーの保護に配慮して行った。また、本研究の遂行にあたり、以下の方々から協力を得た(研究協力者:所属研究機関・氏名・役割分担、敬称略)。 ベネッセ・コーポレーション・南波克行・子どもの文化についての助言・協同研究発表 茨城大学教育学部・関友作、郡司晴元、竹野英敏・データ解析等についての助言・調査・協同研究 本学近隣の小中学校教諭・実験キットの開発、主題への助言、同行調査
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Research Products
(4 results)