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2004 Fiscal Year Annual Research Report

宇宙ステーション用画像分光望遠鏡の地上積極運用による共同利用環境構築と月地質観測

Research Project

Project/Area Number 16684016
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

佐伯 和人  大阪大学, 理学研究科, 助教授 (50292363)

Keywords画像分光 / 望遠鏡 / 月
Research Abstract

1.宇宙航空研究開発機構筑波宇宙センターの積分球を使用して、月面観測用画像分光望遠鏡ALISの輝度較正試験を行った。較正により、観測対象物の輝度を正確に測定できるようになった。
2.米国ハワイ州マウイ島にて17年度の月観測の準備を行った。ハワイ大学のハレアカラ山頂観測所を借りる手続きを行い、山頂設備の試用や観測所から観測可能な方向の測定を行った。
3.ハレアカラ山頂に屈折式望遠鏡と冷却CCDカメラを運び、恒星を時間を変えて連続観測した。観測画像から大気の透過率を計算したところ、大気の透明性と安定性が極めて高く、17年度の月観測が問題なく行える環境にあることが確認できた。
4.大阪大学理学部屋上にALIS用の電動格納庫を設置した。また、ALISの月観測と同時に恒星を観測し大気の状態をモニターするなど、多目的な支援観測を行う液晶フィルタ式望遠鏡も設置した。当初は単波長望遠鏡を4連装とする予定であったが、液晶フィルタ式に変更し、1本の望遠鏡で多数の波長が測定できるように機能を上げた。
5.大阪で月及び恒星の観測を開始した。大阪の空はハワイの高山に比べて遥かに光の透過率が低いが、数回の測定のうち1度は透過率は低いものの変動は少ない日があることがわかった。歩留まりは悪いが、大気が安定していればプラスマイナス数%以内の精度で月測光観測が可能であることがわかった。
6.筑波と大阪にてALISによる月観測を行いデータをユーザーに配布した。次年度のハワイ観測に備えて、各ユーザーがそれぞれの解析目的にあわせた解析ソフトの開発を行った。

  • Research Products

    (1 results)

All 2005

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] アマチュア観測機材による月面分光地質学2005

    • Author(s)
      佐伯和人
    • Journal Title

      日本航空宇宙学会誌 53・612

      Pages: 7-11

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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