2004 Fiscal Year Annual Research Report
線型論理を応用した安全性向上のためのコスト解析の形式的手法
Project/Area Number |
16700025
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
西崎 真也 東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科, 助教授 (90263615)
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Keywords | 線型論理 / コスト解析 |
Research Abstract |
《線型論理を応用したコスト解析を形式化するための計算体系》 この研究の着想の元となったコスト解析を形式化するための計算体系Spice計算を再検討し,記憶コストの計測の機構において線型論理の型理論を応用し,記憶コストに関して厳密に定式化された体系の構築を行った. 《π計算以外の並行計算モデルを基にしたコスト解析の計算体系》 上記の研究と並行して,π計算以外の並行計算モデル,例えば,CCS,状態遷移系,マルチセット書き換え系などを基にしたコスト解析の計算体系を構築し,上記で言及している体系(※π計算を基としている)との比較・検討を行った. 《各種ネットワークプロトコルのモデル化》 上記のコスト解析のための計算体系で解析の対象となるように,実際に使用されている各種のネットワークプロトコルに対して網羅的に抽象化する作業を行った.そして,上記で提案した体系においてコスト解析を行ない,DoS攻撃耐性について調査した.
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Research Products
(2 results)