2005 Fiscal Year Annual Research Report
ネットワーク家電のための環境適応型ソフトウェア基盤の研究
Project/Area Number |
16700031
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
沢田 篤史 京都大学, 学術情報メディアセンター, 助教授 (40273841)
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Keywords | 情報家電 / アプライアンス / ソフトウェア基盤 / 環境開発 / モデル検査検証 |
Research Abstract |
情報家電の連携アプリケーションの記述方式とネットワーク接続基盤についての前年度までの成果を踏まえ,2005年度においては,当初予定したとおり,(1)機能協調型ネットワーク家電によるサービス記述方式,(2)サービス利用環境における制約の分析と定式化,(3)環境適応型ソフトウェア基盤の構築とモデルを用いた検証,の三点に焦点を当てた研究開発を行った. 機能協調型ネットワーク家電のためのサービス記述方式の研究では,第一にサービスの振舞記述を解釈実行するモジュールを構築した.また,構造・振舞の両側面からサービス記述をグラフィカルに編集するツールを構築した. サービス利用環境における制約の分析と定式化の研究では,振舞記述を実際的な生活支援アプリケーションの事例に応用することで,典型的な動作パターンにおける記述要素間の関係を分析し,振舞記述の改善を行った. さらに,AV・エンタテイメント,情報,白物,住宅設備など幅広い分野の機器を調査し,ネットワーク経由での設定や協調アプリケーション実現にあたっての制限事項・接続性についての検討を行った. 環境適応型ソフトウェア基盤の構築とモデルを用いた検証についての研究では,振舞記述の実行解釈機能,サービス記述編集機能を前年度に構築した家電サービス基盤に新たに組み込み,ソフトウェア基盤としての機能を拡張し,家庭における実際的な生活支援のアプリケーションを構築することで評価を行った.また,アプリケーションの検査手法に関しては,モデル検査検証に適した記述体系を調査するとともに,これらの検証向けの形式に本研究の振舞記述を変換するための方式についての予備検討を行った.
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[Journal Article] Distributed and Cooperative Service Platform "UKARI-Kernel" Plan for Networked Appliances2005
Author(s)
Yamazaki, T., Sawada, A., Nishimura, T., Takaoka, M., Tajika, Y., Minoh, M.
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Journal Title
Proc. 1st Korea-Japan Joint Workshop on Ubiquitous Computing and Networking System (UniCNS 2005)
Pages: 411-414