2004 Fiscal Year Annual Research Report
マークアップ言語を基点としたデータ交換指向システム開発手法に関する研究
Project/Area Number |
16700035
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Research Institution | Wakayama University |
Principal Investigator |
満田 成紀 和歌山大学, システム工学部, 助教授 (10283954)
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Keywords | マークアップ言語 / 文書スキーマ / アプリケーションフレームワーク / データ交換 / 形式的手法 / 携帯端末 |
Research Abstract |
データスキーマの記述形式の調査 代表的なXMLスキーマ記述言語(DTD, XMLSchema, RelaxNG)について、スキーマ記述体系を調査した。特にRelaxNGの設計理念に含まれている形式性に着目し、この形式性を効果的に利用するためのデータ交換について考察した。形式性によって得られる効果とは、データや機能の検証が可能となることである。そこで、アプリケーションが扱うデータや機能をすべてマークアップ言語(ML)で記述し、これらに対応するRelaxNGスキーマ記述を用いることで、データ型検査や機能検証が可能となる。あわせて、MLで記述されたデータや機能を解釈実行することができるアプリケーションフレームワークを提案し、既存のML技術を用いて実現可能であることを示した。 スキーマ体系に基づくデータ交換用モジュールの設計 RelaxNGでもちいられるスキーマ要素と、データ交換機能との関係性に基づき、汎用的なデータ入出力用モジュールの設計を行った。この時、アプリケーションとしてのある程度の具体性が必要となったため、まずはデータ交換において制約の多いアプリケーションを対象とした。具体的には、携帯端末を利用したデータ交換に着目し、RelaxNGスキーマと入出力インタフェースの関係性を一般化し、スキーマからインタフェース記述を自動生成することを試みた。生成されたインタフェース記述は汎用的な実行モジュールによって、アプリケーションインタフェースとして実働する。
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Research Products
(1 results)