2004 Fiscal Year Annual Research Report
管理者知識を能動的に再利用するネットワーク管理者支援機構の研究
Project/Area Number |
16700048
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
今野 将 東北大学, 情報シナジーセンター, 助手 (50333894)
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Keywords | 機能的情報資源 / ネットワーク管理 / マルチエージェントシステム / 知識管理 / エキスパートシステム / 分散システム / NMS |
Research Abstract |
管理知識を能動的に再利用するネットワーク管理支援機構を実現するために,本年度は次の2点についての検討を行った。以下にそれぞれの検討結果の概要を示す。 1.管理者の知識の再利用を前提として獲得し能動化する手法の実現 管理者知識を,再利用を前提として獲得し能動化するために,管理知識のメタ情報をXML/RDF形式を用いて記述することにした。これにより,管理知識の汎用性が向上されることを確認した。また,能動化し能動的情報資源(AIR:Active Information Resource)として動作する際に必要な情報もメタ情報として記述することにより,容易に獲得することができることを確認した。 2.構成情報の再利用を前提として動的に獲得し能動化する手法の実現 ネットワークの構成情報を,再利用を前提として獲得し能動化するために,構成情報自身をXML/RDF形式を用いて記述することにした。これにより管理知識と同様に,汎用性の向上と能動化し能動的情報資源として動作する際に必要なメタ情報の獲得が容易に行えることを確認した。 本年度はさらに,上記の2点の検討結果に基づいて,シミュレート環境を用いて実現された分散複合型情報ネットワークシステム上において,プロトタイプシステムの実装と評価実験を行った。プロトタイプシステムでは,検討を行った管理知識や構成情報の記述方法を用いて実現されたAIRを合計で100個以上構築したAIRを実現し実験を行った。
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Research Products
(8 results)