2004 Fiscal Year Annual Research Report
VPNサーバの負荷分散及びIPv6によるモビリティを提供する無線基地局の研究開発
Project/Area Number |
16700061
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
藤川 賢治 京都大学, 情報学研究科, 助手 (40293899)
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Keywords | 無線インターネット / 高速ハンドオーバー / みあこネット / IPv6 / LIN6 / MISP / VPN / PPTP |
Research Abstract |
研究の目的は次の三つの機瀧を実現する無線ルータの開発である。 ・VPN(PPTP)サーバの分散化を行う。 ・無線端末にIPv6アドレスを配布することによって。End-to-End、Peer-to-peerの通信を可能にする。 ・LIN6及びMISPと呼ぶ技術を導入することで、高速認証及びモビリティ、高速ハンドオーバーを実現する。 本研究ではこれまでセンターで運用されていたPPTPサーバをResidential Gateway(以降RG)RGに組み込む。無線端末は、他のRGに無線で接続し、そのRG経由で自社や自宅で運用されているHome RGにPPTP接続することで安全にインターネットに出ることができる。 さらにRGに付けられたIPv4アドレスを6to4(http://www:6to4.jp)と呼ばれる技術によって、複数のIPv6アドレスを得、個別のIPv6アドレスを各端末に配布する。これによってみあごネット4では、各端末がEnd-to-End、Peer-to-peerで通信できるようになる。 16年度は次の各項目において方式を検討し、プロトタイプを試作した。 ・VINサーバ(PPTPサーバ)機能の検討 必要となるプロトコルを吟味し、無線基地局に組みんだ。 ・IPv6/LIN6アドレッシングアーキテクチャの検討 ノードIDと位置情報をどのように分離するか、またDNSへの登録方法、既存IPv6アドレスとの互換性に関して検討した。 ・LIN6における位置情報交換プロトコルの検討 端末同士、また端末と位置情報管理エージェントとの間の通信プロトコルを検討した。 ・MSPプロコトルの検討 モビリティと高速ハンドオーバを可能とする、無線基地局と無線端末間の認証プロコトルを検討した。
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