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2004 Fiscal Year Annual Research Report

データグリッドにおける応答時間の改善に関する研究

Research Project

Project/Area Number 16700063
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

多田 知正  大阪大学, 大学院・情報科学研究科, 助手 (10301277)

Keywords並列転送 / サイト選択 / ボトルネックリンク / スケジューリング / インデックス / ソフトステート / マルコフモデル
Research Abstract

研究課題1:複数サイトからのデータ並列転送手法の開発
本年度においては,データグリッドにおける複数サイトからのデータの並列転送において,各サイトから転送するデータサイズの割り当てをデータ転送前に静的に行う手法とデータ転送中に動的に行う手法について,転送時間の比較を行った.シミュレーションの結果,データグリッドのようにサイズの大きいデータを連続的に転送する場合には,動的にデータサイズを割り当てる手法が有効であるとの結論が得られた.
また,データフローが特定のボトルネックリンクに集中することによる転送速度の低下についてシミュレーションを用いて調べた結果,複数サイトからの並列転送を行うことによって,データフローの集中の影響が抑えられることが確認された.
さらに,データグリッドを構成する個々のサイトにおいて,データ転送を考慮したジョブスケジューリングを行う手法を提案し,シミュレーションにより,データ転送と計算処理を含むジョブの実行時間を従来の手法と比べて削減できることを示した.
研究課題2:応答時間の制約を満たす複製発見手法の開発
本年度においては,複製発見手法の重要な要素の一つであるインデックス管理をソフトステート方式に基づいて行う手法に関する検討を行った.ソフトステート方式はハードステート方式と比べて障害等に対する高いロバスト性が実現できる反面,正常時の性能が低いことがこれまでに指摘されている,本研究ではインデックス管理にソフトステート方式とハードステート方式を用いた場合の性能評価をマルコフモデル解析によって行い,インデックス情報を保持するサーバを複数用意することにより,ソフトステート方式でハードステート方式に匹敵する性能が得られることが確認された.

  • Research Products

    (2 results)

All 2005

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] データグリッドにおける複数サイトからの動的並列ファイル転送手法2005

    • Author(s)
      金田 祥平
    • Journal Title

      電子情報通信学会技術研究報告 104巻690号

      Pages: 423

  • [Journal Article] データグリッドにおけるデータ転送を考慮したローカルスケジューリング手法2005

    • Author(s)
      前園 祐矢
    • Journal Title

      電子情報通信学会技術研究報告 104巻690号

      Pages: 435

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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