• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2005 Fiscal Year Annual Research Report

状況に依存した行動命令を解釈するためのロボット用状況認識機構の構築

Research Project

Project/Area Number 16700190
Research InstitutionKeio University

Principal Investigator

今井 倫太  慶應義塾大学, 理工学部, 助教授 (60348828)

Keywordsセンサネットワーク / センサネットワークの意味論 / 論理記述 / コミュニケーションロボット / 状況意味論 / メタデータ / センサデータ / クラスとインスタンス
Research Abstract

本年度は、ロボットが実世界の状態を参照する際に必要となる情報を取得するために、センサネットワークを構築した。ロボットの状況取得は、ロボットに搭載されたセンサや、環境に配置されたセンサを利用することが殆どであった。しかし、ロボットが人間とコミュニケーションする際には、より細かく環境の情報を把握する必要がある。例えば、ロボットの周囲にどのような物が置かれており、それらの配置はどのようになっているのかといった、各物体に関する情報である。本研究では、物体にセンサを取り付け、取り付け関係に依存する形で世界の記述を生成する機構を開発した。物体に関する属性情報や推論規則を物体のクラス定義として用意することにより、センサネットワークに繋がれた物体間の関係を容易に論理表現に変換することを可能とした。さらに、物体にセンサが取り付けられると、クラス定義を基本としたデータ構造がインスタンスとして生成され、世界記述のベースとなる。具体的なデータ構造は、センサデータとメタデータで構成されており、世界の記述を記号処理によって容易に検索可能となっている。特に、記号処理と推論を用いたクエリインタフェースを用意し、実世界の状況検索をロボットから可能にした。本機構により、ロボットは、世界の状態の検索、監視をすることができ、人間とのインタラクションに必要となる情報をセンサネットワークより獲得可能となっている。また、事実を新規に追加可能なので、世界モデルを動的に更新することが可能となっている。

  • Research Products

    (2 results)

All 2005

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] セマンティック・センサネットワークの実現に向けた実世界指向メタデータ管理システムMeTの設計2005

    • Author(s)
      広田裕, 川島英之, 佐竹聡, 梅沢毅, 今井倫太
    • Journal Title

      合同エージェントワークショップ&シンポジウム2005(JAWS2005)講演論文集

      Pages: 568-575

  • [Journal Article] セマンティック・センサネットワーク:オブジェクト間の関係からの動的なメタデータ生成2005

    • Author(s)
      今井倫太, 広田裕, 佐竹聡, 川島英之
    • Journal Title

      計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会 (CD-ROM)

      Pages: 2G3-2

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi