2005 Fiscal Year Annual Research Report
汎用ファジィ情報処理コプロセッサの提案・実現に関する研究
Project/Area Number |
16700202
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Research Institution | Aoyama Gakuin University |
Principal Investigator |
吉田 真一 青山学院大学, 情報科学研究センター, 助手 (30334519)
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Keywords | ソフトコンピューティング / FPGA / ファジィ論理 / 論理メモリ / フリップフロップ |
Research Abstract |
本年度は、国内で行われたファジィシステムシンポジウム、韓国とチュニジアで行われた国際会議の計3件の発表、ならびに雑誌論文1篇を発表した。ファジィシステムシンポジウムでは、「バイナリ等価なファジィ論理式の束構造」と題し、バイナリからファジィ拡張したメモリ・プロセッサなどの回路の間に、分配束の構造があることを明らかにした。この結果、多くのファジィ拡張の中での本質的に必要な回路を分別することが可能となる。韓国で行われたInternational Symposium on Intelligent Systemsは、「Lattice Structure of Binary-Equivalent Fuzzy Logical Functions under Max-Min Logic」と題し、ファジィ論理式の間の束構造について国際会議にて発表した。チュニジアでは、「A Parallel Computing Environment for Fuzzy Computing using a PC cluster」と題し、ファジィ情報処理のための並列計算機構築技術についての発表を行った。この発表は、本研究で提案している汎用ファジィ情報処理の並列アーキテクチャを140台のPCクラスタへ応用する方法を提案したものである。また、本年度は、昨年度から引き続いて研究してきた、ファジィメモリ素子の元となるファジィフロップフロップの束構造についてを、Journal of Advanced Computational Intelligence and Intelligent Informatics誌に原著論文として発表した。
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Research Products
(1 results)