2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16700256
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Research Institution | Tokyo University of Marine Science and Technology |
Principal Investigator |
北門 利英 東京海洋大学, 海洋科学部, 助手 (40281000)
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Keywords | ライントランセクト法 / 点過程 / 水産資源 / クラスタリング / 空間分布 |
Research Abstract |
本研究の目的は,水産資源の分布構造に対する統計モデル(状態モデル)と,偏りを伴うデータに対する統計モデル(観測モデル)を融合し,資源の空間的な分布構造を推定するための統計的モデリングと推測方法を開発することである. 本年度は,主に次の3点から研究を行った. 1.鯨類のライントランセクト調査で発見された群れの観測データについて,その一部を緯度経度の空間的な分布として表現し,クラスタリングの大きさや,その分布状況について把握した.この作業は日本鯨類研究所の研究員と共同で行った. 2.資源の分布構造に対する統計モデル(状態モデル)として,鯨類などの水産生物を対象に,資源の分布を空間的な点過程モデルを用いて構築した.また,点過程のようにクラスタリングを表現するモデルに加えて,一般化加法モデルで表現される資源密度のサーフェイスを構成する方法についても検討した. 3.項目1に関連して,観測モデルとして,空間的にクラスタリングをなしている生物集団に対して有効な調査方法と考えられるアダプティブ・ライントランセクト法の実行可能性について検討を行った.
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