2004 Fiscal Year Annual Research Report
新機構を有する高性能人工股関節の開発に関する基礎研究
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16700355
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Research Institution | University of Yamanashi |
Principal Investigator |
石田 和義 山梨大学, 大学院・医学工学総合研究部, 助手 (70324176)
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Keywords | 人工股関節 / 非接着状態ステム / 摩耗 / ルーズニング(弛み) / ステム曲げひずみ / UHMWPE製大腿骨モデル / ヒアルロン酸ナトリウム / 人工滑液 |
Research Abstract |
(1)非接着ステム上部と接着ステム上部および中部では摺動周期に対する最大曲げひずみの発生位置が異なり,非接着ステムの平均曲げひずみは接着ステムのそれに対して最大1.4倍となることを明らかにした. 発表論文:セメントレス人工股関節に関する基礎研究 -非接着ステムとUHMWPE大腿骨モデルの組合せにおけるひずみ特性- 日本臨床バイオメカニクス学会誌Vol.25,2004,pp.351-356 (2)ヒアルロン酸ナトリウム含有人工滑液中における豚関節骨頭 -超高分子量ポリエチレン製ピン間の摩擦係数を測定し,豚関節骨頭上に付けた傷の有無による摩擦特性の相違を把握した. 発表論文:豚関節骨頭-UHMWPEによる摩擦特性の評価 山梨講演会講演論文集,2004,pp.155-156 (3)人工滑液温度を25℃および36℃とした時,人工股関節の摩耗量・ステム曲げ量を測定し,測定値が人工滑液温度に依存していることを明らかにした. 発表論文:人工股関節の摩擦・摩耗特性に及ぼす潤滑液温度の影響 山梨講演会講演論文集,2004,pp.157-158 (4)人工滑液温度を25℃および36℃とした時,両者の人工股関節摩耗量を測定・解析し,摩耗量の変化と人工滑液粘度の間に一定の関係があることを明らかにした. 発表論文:人工股関節の潤滑特性に及ぼす温度効果 2005年度精密工学会春季大会学術講演会講演論文集,2005,pp.465-466
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Research Products
(4 results)