2005 Fiscal Year Annual Research Report
新機構を有する高性能人工股関節の開発に関する基礎研究
Project/Area Number |
16700355
|
Research Institution | University of Yamanashi |
Principal Investigator |
石田 和義 山梨大学, 大学院・医学工学総合研究部, 助手 (70324176)
|
Keywords | 人工股関節 / ステム固着状態 / 摩耗 / ルーズニング / 曲げひずみ / 超高分子量ポリエチレン / ヒアルロン酸ナトリウム / 長寿命化 |
Research Abstract |
(1)大腿骨モデル内に挿入された人工股関節ステムの固着状態を変化させて摩耗とステム曲げひずみの機械的特性を検討したところ,固着性の悪化により摩耗量は約3倍に増加し,ステム振幅は約1.2倍に大きくなることを明らかにした. 発表論文:Wear and bending strain characteristics of artificial hip joint with non-glued stem and UHMWPE femur Precision Engineering, Vo1.29,2005,pp.396-403. (2)超高分子量ポリエチレン製大腿骨モデル内に埋込まれた人工股関節ステムを非接着状態と接着状態にした場合の摩耗特性とステム曲げひずみ特性を確認し,接着の有無の相違による基礎的な機械特性を把握した. 発表論文:Fundamental Study on the Artificial Hip Joint with Non-glued Stem and UHMWPE Femur The 2nd Asian Pacific Conference on Biomechanics,2005,No.10105. (3)関節部温度を20〜40℃の範囲で変化させた場合の人工股関節の摩耗特性を検討した.その結果,関節部温度の上昇に伴って摩耗量は減少する傾向を示し,関節部温度20℃のときの摩耗量は36.5℃のときよりも有意に増加することが分かった. 発表論文:人工股関節の摩耗特性に及ぼす温度の影響 第32回日本臨床バイオメカニクス学会抄録集,2005,pp.190.
|
Research Products
(3 results)