• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2004 Fiscal Year Annual Research Report

人工神経回路網の手法を応用したパラメトリック脳機能解析手法の研究

Research Project

Project/Area Number 16700440
Research InstitutionThe University of Tokushima

Principal Investigator

芥川 正武  徳島大学, 工学部, 講師 (90294727)

Keywords脳波 / 脳機能解析 / 時系列信号解析 / ニューラルネットワーク / システムパラメータ
Research Abstract

脳の状態変化の新しい定量化方法の開発研究を目的として,人工神経回路網(ニューラルネットワーク)を用いた時系列信号解析方法について研究を行った.研究は1.脳波計測・解析システムの構築,2.解析手法の確立の2つに分けて行った.
1.脳波計測・解析システムの構築
脳波計測は現有の生体アンプ(脳波計)のアナログ信号出力を多チャンネルのA/D変換ボード(インターフェース社製PCI-3177C)を用いて数値化しパーソナルコンピュータ(デル社製OptiPlexGX270)に取り込み独自開発のアプリケーションを用いてデータとして記録するとともに,簡単な周波数解析を行い波形とともに実時間表示を行うしすてむを作成した.解析用高速パーソナルコンピュータ(アップル社PowerMacG5)を用い,ニューラルネットワークを用いた解析プログラムを作成した.また解析用コンピュータでも脳波波形の観察が行うことができるような独自開発のアプリケーションを開発した.計測データは既存のデータ蓄積用サーバに記録し,必要に応じて利用できるようなシステムとした.
2.解析手法の確立
移動平均型ニューラルネットワークによる時系列信号解析の基礎的な特性を明らかにするために,ARモデルやMachey and Glassモデルなどの単純なシステムを用いてシステムパラメータの変化をニューラルネットワークで容易に捉えることができる指標について検討し,結合荷重の大きさおよび内積による比較を用いると有効であることが示された.またこれらの指標を用いて測定した脳波の解析を行い有効性を確かめた.ただし脳波の解析に用いる時系列データのサンプリング周波数や前処理についてはさらに検討を進めることが必要である.

  • Research Products

    (3 results)

All 2004

All Journal Article (3 results)

  • [Journal Article] BPNNを用いた生体システムの状態変化の評価について2004

    • Author(s)
      榎本 崇宏
    • Journal Title

      電子情報通信学会技術研究報告 104巻,54号

      Pages: 37-40

  • [Journal Article] Detection of transition of various time series model using BP neural networks2004

    • Author(s)
      Takahiro Emoto
    • Journal Title

      Knowledge-Based Intelligent Information and Engineering Systems

      Pages: 1060-1067

  • [Journal Article] Detection of biological system deviation by BPNN2004

    • Author(s)
      Takahiro Emoto
    • Journal Title

      Proceedings of 8th International Conference on Control, Automation, Robotics and Vision

      Pages: 931-935

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi