• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2005 Fiscal Year Annual Research Report

結髪再現による化政期の髪型に関する研究

Research Project

Project/Area Number 16700511
Research InstitutionOsaka City Cultural Properties Association

Principal Investigator

中野 朋子  (財)大阪市文化財協会, 学芸部・学芸課, 学芸員 (00300971)

Keywords結髪 / 髪型 / 大阪 / 京坂 / 江戸時代 / 化政期 / 再現研究 / 雛形
Research Abstract

ポーラ文化研究所所蔵「化粧眉作口伝」、東京国立博物館所蔵「女中髪結様之書」「女中躾方仮粧之次第」「眉書」「美賀の月眉つくり」の調査を行った。これら江戸時代中期以降の結髪および化粧関連資料は、結髪と不可分の関係にあるため、再現による結髪技法の検証と並行して調査・検討を行うことで、「眉化粧」に重点をおいた化粧法は、結髪の多様化とともに発展してきたものであること、また、髪型と化粧と衣服をバランス良く身につけることが「よそおい」の原点であると同時に最終目的ともなっていたことが、文献面からも明らかになりつつあると考えている。
資料調査と並行して平成18年度分の結髪再現に着手。結髪師の南登美子氏とともに、大阪歴史博物館所蔵『御ぐしあげ』のうち「さきこうがい」「京いち両輪」「さかまき」「かしく」「かうがひもたせ」「やしきがた」「ざんぎりがみ」「はりもどき」の8種について結髪雛形を制作を実施した。結髪再現に臨んでは、昨年度同様、それぞれの髪型の特徴および結髪手順や技術的側面等に関する充分な協議を行い、途中、手直しの必要な箇所等についても随時確認・修正を行いつつ制作をすすめた。それらの再現過程はできる限り写真とビデオによって撮影・記録し、今後の風俗史研究の検証資料として蓄積している。
平成17年度に再現した結髪雛形について「宮本君山筆『御ぐしあげ』に基づいて再現した化政期大坂の髪型」(『大阪歴史博物館 研究紀要』第4号、2005年)として報告した。

  • Research Products

    (1 results)

All 2005

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 宮本君山筆『御ぐしあげ』に基づいて再現した化政期大坂の髪型2005

    • Author(s)
      中野 朋子
    • Journal Title

      大阪歴史博物館 研究紀要 第4号

      Pages: 63-72

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi