2004 Fiscal Year Annual Research Report
ソフトウェア協同開発を学習する演習講義のための支援環境構築
Project/Area Number |
16700541
|
Research Institution | Saga University |
Principal Investigator |
大月 美佳 佐賀大学, 理工学部, 講師 (20315138)
|
Keywords | 教育支援環境 / 協同開発演習 / オブジェクト指向 |
Research Abstract |
今年度は初年度であるため、研究対象である講義形態の検討および講義で使用する機器の調査・検討を主におこなった。 講義で使用する機器の調査・検討については、当初購入予定であった投影・トレース機能一体型の高機能ホワイトボード(TEAM BOARD)を変更した。代わりに、通常ホワイトボード、それにとりつけるためのトレーサーであるMimio、プロジェクタおよび専用ノートPCを購入した。これは、2年後期開講科目「オブジェクト指向開発」および3年前期開講科目「システム開発実験」での利用を想定した場合、講義室が別になるため、可搬性が必要だと考えたためである。さらに支援環境のプロトタイプ実験用に小規模ネットワーク用サーバを購入した。 講義形態の検討としては、主として講義題材を中心に設計をおこなった。まず先行して実験的に演習をおこなった科目「情報システム構築」においてC++を実装言語として採用していたところを、2年後期開講科目との連携を強めるためJavaに変更したためである。具体的には、題材として利用するためのGUIソフトウェア「100ツール」の開発をおこなった。このソフトウェアはソフトウェアテストシンポジウム2005(JaSST'05)で実際に使用された。これにより、UML設計書、単体テスト項目などを用意することができた。また、Javaへの変更に伴う、makeからAntへのビルドツールの変更、VisualStudioからEclipseへの開発環境の変更にも対処した。
|