2004 Fiscal Year Annual Research Report
数学の学力・能力の識別性が高いテスト項目開発支援のための研究
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16700546
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Research Institution | National Institute for Educational Policy Research |
Principal Investigator |
安野 史子 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター・基礎研究部, 主任研究官 (00370081)
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Keywords | 数学教育 / テスト項目 |
Research Abstract |
1.各国の数学教育を専門としている研究者から、各国の全国規模あるいはそれに近い規模で実施されている調査についての情報収集を行った。(平成16年7月4日〜7月11日に、デンマークのコペンハーゲンで行われた第10回数学教育国際会議(10^<th> International Congress on Mathematical Education, July 4-11,2004,Copenhagen, Denmark)に出席し情報収集) 2.英国で、2〜3学年を1つとする4つの教育段階(キーステージ、Key Stage[以下KS])の第1段階(KS1)〜第3段階(KS3)で行われている「全国テスト(National Test)」の数学問題について、情報収集を行った。具体的には、2000年実施のKS2(Levels 3-5,6),KS3(Levels 3-5,4-6,5-7,6-8),2001年実施のKS1,KS2(Levels 3-5,6),KS3(Tier 3-5,4-6,5-7,6-8),2002年実施のKS1,KS2(Levels 3-5,6),KS3(Tier 3-5,4-6,5-7,6-8),2003年実施のKS2(Levels 3-5),KS3(Tier3-5,4-6,5-7,6-8)の数学問題である。 3.上記問題項目について、汎用的なItem Poolとしての活用の検討を行った。 4.今後、数学問題項目を増やし、また、日本の数学教育の内容に合わせた指標、各国の調査結果(統計量)による指標付け等を行うとともに、項目識別力の指標化についての分析を行うことが考えられる。
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