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2005 Fiscal Year Annual Research Report

博物館の展示における青少年の理解増進のための方法論に関する実践的研究

Research Project

Project/Area Number 16700547
Research InstitutionNational Museum of Nature and Science, Tokyo

Principal Investigator

有田 寛之  独立行政法人国立科学博物館, 本館展示準備室, 教育普及官 (70342938)

Keywords体験的要素 / セルフガイド
Research Abstract

1 昨年度に引き続き、国立科学博物館新館II期常設展示における青少年向け展示解説の効果について調査を開始した。質問紙を作成するための予備調査として、展示を見学した親子連れへの面接調査を行った。その結果、博物館を訪れる小学生は、かわいらしいキャラクターなどを用いた展示解説に非常に興味を持ち、好意的な評価をし、そのような解説を行った展示物をよく覚えていた。一方で保護者からは、ただ展示解説があればいいのではなく、その位置づけや活用法に対するガイダンスや、クイズラリーなどといった体験的要素が必要であるという意見が聞かれた。
2 調査研究の途中経過について、第24回日本展示学会研究大会(2005年6月 小樽市)および日本教育心理学会第47回総会(2005年9月 江別市)にて発表を行った。
3 2005年8月に、東京都恩賜上野動物園と国立科学博物館とが協力し、携帯電話、ワークシートを活用した展示セルフガイドを作成し、実施した。ガイド作成に際しては、1の調査結果をふまえ、開始前のガイダンスや、コンテンツにクイズを用いるなどの工夫を行った。その結果、展示に目を向けるヒントを与えたり、異なる施設を結びつけたりするアプローチには好意的な意見が聞かれたが、携帯電話やワークシートの使い勝手が悪いことで利用者の不満がたまるということが明らかになった。また、小学生にとっては携帯電話からインターネット上のコンテンツを閲覧するという行為は親しみがないために敬遠されがちで、ガイドを行うための機器選択の重要性も明らかとなった。

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Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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