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2005 Fiscal Year Annual Research Report

WWWと自然言語処理技術・資源を活用した英文作成支援ツールの構築

Research Project

Project/Area Number 16700562
Research InstitutionKagawa University

Principal Investigator

安藤 一秋  香川大学, 工学部, 講師 (60325321)

Keywords英文作成支援 / 用例検索 / Webコーパス / 自然言語処理 / 言語資源 / ヒット数 / 検索エンジン
Research Abstract

本研究では,Web上に存在する活きたデータ(Webコーパス)とオンライン辞書や新聞・論文アーカイブなど電子化された言語資源を活用して,英文作成のための有益な情報提供を目的とした英文作成支援ツールの構築を目的とする.
現在開発中の英文作成支援ツールは,Webアプリケーションであり,英文作成,Web・用例検索,マイニングの3つのモジュールで構成される.英文作成モジュールは,入力された和文・表現を形態素解析し,各種の電子化言語資源またはそこから抽出された情報を利用して,対訳候補をランキング提示する機能や有用サイトへのリンク,英文テンプレートなどを提供する.マイニングモジュールは,検索ログをマイニングすることで,苦手な単語や表現,構文などを分析する.また,単語・表現帳などを自動生成することで,英語の学習支援を実現する.本年度は,3つのモジュールの内,Web・用例検索を中心に研究を進めた.
Web・用例検索モジュールは,昨年度試作した支援ツールを改良することで,より使いやすいものを実現した.まず,ツールのコアには,Google Web APIsを採用し,Googleのもつ様々な検索能力を活かせるようになった.ツールの新しい特徴としては,(1)入力を短い表現と文に分類することで,浅い支援と深い支援を実現;(2)用例の抽出に形態素解析を組み込み,妥当な用例が優先的に抽出可能,(3)出力結果をドメイン毎に分類して表示可能;などが挙げられる.特に,(1)の文を対象とした支援では,文をn-gramに分割することで,得られるヒット数の問題を回避した.また,ヒット数をn-gram単位のグラフで視覚的に表示することで,誤りの検出を効果的に行える工夫を施した.現在は,インターネット上での公開に向け,準備を進めている.
以上の内容は,各種学会で発表し,参加者とディスカッションを行うことで,有用性と今後の課題を整理することができた.

  • Research Products

    (4 results)

All 2006 2005

All Journal Article (4 results)

  • [Journal Article] インターネット言語資源を利用した英文検証支援ツール2006

    • Author(s)
      安藤一秋, 綱嶋祐一, 溝渕昭二
    • Journal Title

      情報処理学会第68回全国大会講演論文集 4

      Pages: 445-446

  • [Journal Article] Google Web APIsを利用した英文作成支援ツール2006

    • Author(s)
      綱嶋祐一, 安藤一秋
    • Journal Title

      電子情報通信学会技術研究報告(教育工学) ET2005-88〜115

      Pages: 139-144

  • [Journal Article] 言語資源と検索エンジンを利用した英文作成支援ツール2005

    • Author(s)
      安藤一秋, 市原加奈子, 綱嶋祐一
    • Journal Title

      教育システム情報学会30周年記念全国大会論文集

      Pages: 251-252

  • [Journal Article] Web検索エンジンを利用した英文作成支援ツール-検索ログの活用-2005

    • Author(s)
      綱嶋祐一, 市原加奈子, 安藤一秋
    • Journal Title

      2005年度電気関係学会四国支部連合大会

      Pages: 329

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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