2004 Fiscal Year Annual Research Report
学校間交流学習の普及を目的とした授業設計モデルの開発研究
Project/Area Number |
16700565
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Research Institution | Tohoku Gakuin University |
Principal Investigator |
稲垣 忠 東北学院大学, 教養学部, 講師 (70364396)
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Keywords | 学校間交流学習 / 情報教育 / 授業設計 / 協調学習 / 遠隔共同学習 / CSCL |
Research Abstract |
本研究では学校間交流学習における授業設計、カリキュラム開発の問題に焦点をあて、授業設計モデルの開発と、普及を目的とした情報提供の方法を検討した。具体的には平成16年度は以下の7つの取り組みを実施した。 1)単元表・ワークシート集の開発・書籍の出版 本科研以前の研究成果を踏まえ、学年・教科ごとの交流単元、学習活動の流れに適したワークシートの開発を行い、図書「学校間交流学習をはじめよう」にまとめて出版した。 2)教員研修の実施 都北地方の情報教育の研究会等で学校間交流学習の授業設計をテーマにした研修を行った(3回)。 3)学会発表 日本教育工学会第20回全国大会(東京工業大学)、教育システム情報学会シンポジウム(上智大学)にて学会発表を行った。 4)研究会の開催 10月9日岩手県立大学にて、教員、授業設計の専門家による研究会を開催した。授業設計モデルについて評価を依頼し、モデルの評価方法を検討した。 5)インタビュー調査の実施 研究会の結果をもとに、全国34名の教員を対象にしたインタビュー調査を実施した。学校間交流学習を実施する上での配慮点を整理し、授業設計モデルと突き合わせることで、モデルの評価を・改善を行った。 6)シンポジウムの開催 3月21日東京にて、研究成果の報告をシンポジウムとして公開した。NHK学校放送番組と連動した交流学習の実践報告、単元開発のワークショップ、、パネルディスカッション等を行った。 7)ポータルサイトの開設 授業設計モデルの解説、実践事例集、関連図書交流プロジェクトヘのリンク集、教師へのインタビュー記録等を集積したポータルサイトを開設した。2月には企業に依頼し、アクセシビリティの向上を図った。
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