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2004 Fiscal Year Annual Research Report

微生物生態系の多様性と機能に基づいた水環境の「健全性」評価手法の開発

Research Project

Project/Area Number 16710020
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

清 和成  大阪大学, 大学院・工学研究科, 助手 (80324177)

Keywords水環境の健全性 / 微生物多様性 / 水の営み / 物質循環ポテンシャル / 微生物群集構造解析 / 遺伝子型モニタリング
Research Abstract

本年度は、微生物の多様性評価のためのT-RFLP解析条件、物質循環ポテンシャル評価のためのReal-Time PCR条件の最適化を中心として、測定項目の分析・解析手法の検討に重点をおいて研究を進めた。また、2年分のデータ蓄積の初年度として、琵琶湖から淀川河口域に至る淀川水系全体の12ヶ所から採取したサンプルについて、窒素循環微生物や微生物群集構造の解析を行った。
微生物多様性の評価手法の開発については、PCR-DGGE解析ならびにT-RFLP解析による微生物多様性の評価を試みた。解析のための最適条件(PCR条件、制限酵素の選定、得られたT-RFLPパターンの解析等)、得られたT-RFLPパターンに基づいて微生物種の同定が可能であることを確認した。また、PCR-DGGE解析結果に基づいて、Shannon-Weaver IndexやSimpson Indexによる、微生物多様性の数値化が可能であることを確認した。一方、物質循環ポテンシャルの評価手法の開発については、Real-Time PCRによって窒素循環や芳香族化合物分解を担う機能遺伝子(amoA、nirK、nirS、C120遺伝子、C230遺伝子)の定量条件を最適化した。これによって、各種物質の循環ポテンシャルを分解遺伝子数という形で数値化可能であることを確認した。また淀川水系の各サンプリングポイントのデータを季節ごとに4回分蓄積することができた。

  • Research Products

    (1 results)

All 2004

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 淀川水系における河川微生物生態系の特徴と季節変動の評価2004

    • Author(s)
      高阪真帆, 秋吉孝則, 井上大介, 清和成, 池道彦, 藤田正憲
    • Journal Title

      日本水処理生物学会誌 別巻24号

      Pages: 48

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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