2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16710073
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
鈴木 仁志 立命館大学, 理工学部, 講師 (70351319)
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Keywords | ナノ粒子 / 電界 / 成長 / 分散性 / 粒子サイズ / その場観察 / 触媒 / 燃料電池 |
Research Abstract |
電界中でナノ微粒子を作製する実験から、酸化物微粒子のほか化合物半導体微粒子、強誘電体微粒子でもサイズコントロールと分散性向上ができることがわかってきた。酸化銅ナノ粒子を作成時にCuO、Cu_2Oのほかにパラメラコナイト組成の非晶質粒子が生成し、電界を用いることでこの非晶質粒子を分離できることを見出した。この結果を粒子の安定性の観点から14th International Conference on Crystal Growthで発表し、Journal of Crystal Growthに報告した。化合物半導体粒子の電界効果については、分散性と粒子サイズにより粒子の光吸収特性が変化することをJournal of Physical Society of Japanに報告した。強誘電体粒子については現在査読中となっている。このほか、ナノ粒子生成の外場の影響を調べる目的でプラズマ中でのナノ粒子生成についても研究し、その成果を論文として公表している。 燃料電池用触媒として利用されているPt粒子をドライ法によって作製することを試み、Pt粒子をカーボンで包埋して1〜8nmの分散したPtクラスターを作製する方法を見出した。この粒子から発電特性が出たことから、特許を出願するとともにこの成果をJournal of Crystal Growthに論文を2報発表した。このカーボン包埋Pt粒子の安定性を調べるためその場観察による加熱実験を行い、従来使用されているPt粒子より安定性に優れることを示した。ナノ粒子特有に現れる接合成長現象からPt粒子の劣化機構を議論し、Japanese Journal of Applied Physicsに投稿中である。 このほか粒子サイズによる相転移温度、反応性変化などナノ粒子に現れる特異性や、宇宙に存在するダストを実際に作製してナノ粒子成長の観点から宇宙起源物質の生成環境の議論を行い、論文としてまとめている。
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Research Products
(22 results)