2004 Fiscal Year Annual Research Report
循環型経営システムの構築とその最適管理に関する研究
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16710126
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| Research Institution | Osaka Institute of Technology |
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Principal Investigator |
中島 健一 大阪工業大学, 工学部, 助教授 (80278564)
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| Keywords | 循環システム / ものづくり / モデル化 / 性能評価 / 不確実性 / マネジメントシステム |
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| Research Abstract |
本研究では,グローバル化時代において,企業経営の本質や変化の激しい社会環境を考慮した循環型経営システムの理想形構築とその最適管理アプローチについての提案を目指す.特に工学および社会科学の文理横断的側面からシステムをとらえ,問題解決のアプローチを探ることに重点を置く。
平成16年度は,「経営資源からみた最適な循環型経営システムの構築」を中心として以下の調査・研究を行った.
1.経営システムの現状分析
日本国内における企業経営システムについて,循環型生産システムの典型的な企業例である富士写真フイルム株式会社の工場視察を行い,現状の把握や循環を進める上での問題点等の調査を行った.さらに,企業における最新事例を検討する横幹型基幹科学技術研究団体連合主催の技術シンポジウム等における情報をもとに,日本経営システム学会ビジネスデザイン研究部会において「製造業における環境マネジメントデザイン」と題して,その研究成果の一部について口頭発表を行った.一方では,米国を中心としたグローバルな循環型経営システム構築に関する情報収集を行った.
2.経営の生産活動における分析と特性解析
需要変動,設備故障や廃棄物処理量に代表される種々の不確実性を考慮して,様々な経営環境を設定し,数値的にシステムの挙動分析を行った.その成果の一部については,第6回エコバランス国際会議において"Multi-criteria optimization for non-linear end of lifecycle models"と題して口頭発表を行い, Proceedings of the 6^<th> International Conference on EcoBalance, pp.201-204にその内容を公表した.また,An International Journal, Asia Pacific Management Review Vol.9, No.4, pp595-602に"Cost analysis of a remanufacturing system"と題して,研究成果の一部を公表した.
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