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2004 Fiscal Year Annual Research Report

難培養微生物ゲノムデータベースの構築とその基礎的研究

Research Project

Project/Area Number 16710143
Research InstitutionKitasato University

Principal Investigator

山下 敦士  北里大学, 北里生命科学研究所, 助手 (20348585)

Keywordsゲノム / 微生物 / 離培養 / プロモ化 / ホールゲノムショットガン / 細菌
Research Abstract

DNA増幅法であるRCA法を用いることにより、1)少数の細菌細胞、2)培養が困難である昆虫の共生細菌由来の微量のDNA溶液、からのゲノム情報の取得を試みた。
1 少数の細菌細胞からのゲノム情報の取得
ヒト腸内細菌の一種であるBactteroides ovatusの約1,000個の細菌細胞を用いてRCA法によりDNAを増幅した。微生物ゲノム配列決定に用いられるホールゲノムショットガン法に従い、シークエンスデータを取得後、これまでにゲノム配列が決定された他のBacteroides属細菌(B.fragilis及びB.thetaiotamicron)のORF配列をデータベースとしてblastxサーチにより相同検索を行った。
シークエンスした約2000データ中、blastscore60以上でヒットしたデータが全体の約80%を占めた。以上の結果から、少なくとも生きた細菌細胞が1,000個以上あれば、ホールゲノムショットガン法に必要なシークエンスデータを得ることが出来ると示唆された。
2 培養が困難である昆虫の共生細菌由来の微量のDNAからのゲノム情報の取得
キジラミ(psyllids)の共生細菌であるCarsonella ruddiiのゲノムDNAの調製を試みた結果、DNAの収量がショットガンライブラリーを作製するための必要量(1μg)に満たなかった。そこでRCA法を用いてDNAを増幅後、ライブラリーを作製しシークエンスデータを取得した。近縁種と考えられるEscherichia coli K-12の全ORF配列に対してblastxサーチを行った結果、シークエンスした約2000データ中、blast score60以上でヒットしたデータが全体の約40%であった。このことから、取得したデータ中には十分な数のC.ruddiiがのデータが含まれていると考えられる。

  • Research Products

    (1 results)

All 2004

All Book (1 results)

  • [Book] 蛋白質核酸酵素Vol.49 No.11 2004 8月号増刊 バイオ高性能機器・新技術利用マニュアル2004

    • Author(s)
      山下 敦士, 服部 正平
    • Total Pages
      1484-1489
    • Publisher
      共立出版

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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