2004 Fiscal Year Annual Research Report
シロイヌナズナのフェノーム解析とデータベースの作製
Project/Area Number |
16710149
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Research Institution | The Institute of Physical and Chemical Research |
Principal Investigator |
黒森 崇 独立行政法人理化学研究所, 植物変異開発研究チーム, 研究員 (80332295)
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Keywords | シロイヌナズナ / 変異体データベース / フェノーム解析 |
Research Abstract |
1.シロイヌナズナのトランスポゾン挿入変異体の育成と発芽率の測定 植物変異開発研究チームがこれまでに作製していたトランスポゾン挿入変異株の中で、遺伝子への挿入が予測されるラインを選別し、これまでに合計4,768ラインについて種子50粒ずつをプレート培地に播種し、発芽率・初期育成率を測定した。これまでの結果を合計すると発芽率については、4,215ライン(88%)が80%以上の発芽率を示したのに対し、212ライン(4.4%)については発芽率70%未満であり、発芽に影響のある遺伝子変異体の候補と考えられた。育成率については110ライン(2.3%)が50%未満の育成率を示し、これらの変異体は致死表現型の候補と考えられた。 2.シロイヌナズナの形態観察による表現型データの記録 プレートで約3週間育成の後、各ライン8個体ずつを土に植え換え植物体を育て、形態に異常の観察されるラインについてデジタル画像によって記録を取った。これまでに行った植物体地上部の観察で比較的はっきりした表現型を示したのは265ライン(5.5%)だった。その中には、植物体の綾性・アルビノ形質・植物体の色が薄い・遅咲き・葉の形態異常・茎の形態異常・花の形態異常・さやの形態異常など様々な表現型が含まれていた。 3.シロイヌナズナの表現型データのデータベース化に向けた準備 上記の表現型解析によって得られた変異体の情報について、各表現型情報を検討し、約50項目の表現型の項目に分類した。また、獲得したデジタル画像データは、データベース化に向けてファイル名や保存方法を統一するために再編を行った。
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Research Products
(3 results)