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2005 Fiscal Year Annual Research Report

戦前日本における「南支那」論と学術研究

Research Project

Project/Area Number 16710171
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

吉開 将人  北海道大学, 大学院・文学研究科, 助教授 (80272491)

Keywords中国 / 日本 / 近代 / 歴史 / 学術
Research Abstract

本プロジェクトの第二年度である本年度は、研究代表者の所属する北海道大学を含む日本国内のいくつかの機関と台北において重点的に関連資料を調査・収集し、あわせて学術交流および研究発表を行なった。その成果の概要は以下の通りである。
平成17年9月2日、北海道大学において開かれた国際シンポジウム「植民地台湾をめぐる日本・中国・南洋」(北海道大学大学院法学研究科松浦正孝教授、研究費「植民地台湾をめぐる日本・中国ナショナリズム、日本の汎アジア主義、台湾人ナショナリズム」(基盤研究B)による開催)において、「歴史学者と「南支那」」と題する口頭発表を行ない、鳥居龍蔵・桑原隲蔵・藤田豊八という明治末から大正時代にかけて活躍した歴史学・人類学分野の東洋学者を対象に、彼らの学問形成における「南支那」という地域への視座とそれに対する関心のあり方について考察を試み、それを近代日本の学術史的展開の中に位置付けた。本報告は、文字としては未発表だが、本科研プロジェクト「戦前日本と「南支那」」の重要な成果の一つとなるものであり、来年度に活字としての発表を目指している。
このほか、東京大学・外務省外交史料館・拓殖大学などにおいて、本科研プロジェクトのための関連資料の収集を行なった。
上記の成果を踏まえて、「東亜考古学と近代中国」と題する論文を執筆し、現在校正中である。『岩波講座「帝国」日本の学知』第三巻に掲載予定(近刊)である。

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Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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