2005 Fiscal Year Annual Research Report
小学校への英語導入における大学、行政、教育現場の効率的協力体制の研究
Project/Area Number |
16720133
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
與儀 峰奈子 琉球大学, 教育学部, 助教授 (80284933)
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Keywords | 小学校英語教育 / 英語教員養成 / 教育現場との連携 / 小学校英語カリキュラム / 英語授業実践 / ネットワーク構築 / グローバル教育 / 人材育成 |
Research Abstract |
本年度の研究では、まず第1に大学、行政、教育現場が連携し、人的交流を円滑にするための基盤整備について地域の教育関係者と協議を行なった。第2に、18名の将来英語教員を志している学生を小学校に派遣(配置)し6回の英語実践授業を行なった。実践授業に向けての教材研究、指導案作成、教科指導法等に関する事前指導は入念に企画・実施した。第3に、韓国ソウル(Sookmyung Women's Universityで開催された英語教育国際学会(TESOL International Conference)において教育現場との連携と英語教員養成に関する口頭発表を行なった。また、学会に参加した外国の研究者と本研究に関する意見交換も行なった。第4に、琉球大学附属小学校4年生のクラスと米国ハワイ州プナホ小学校間の異文化理解遠隔交流会を企画・実施した。児童はその異文化体験を通して更に英語学習への意欲を高めている様子であった。この企画は前年度附属小研究大会において遠隔講義システムと英語教育を融合した異文化間リアルタイム交流会等の可能性について提案した経緯があり、それを受けて開催に至った。第5に、異文化交流会の結果について「グローバリゼーションにける小学校英語教育および人材育成としての国際交流」と題して県内学会で口頭発表を行なった。第6に、地域との連携協力体制を考慮し沖縄県総合教育センターにおいて小学校英語活動の研修の一環として、小学校英語教材研究および小学校英語教育の在り方に関して現場教諭対象に集中講義を行なった. 今後以上の成果と知見を踏まえ、人的資源の安定的確保に向けたネットウーク構築と大学・行政・教育現場の3者が連携・協力して、英語教育プログラムの効率的な提供が可能となる教育体制の確立を目標とし研究を継続する。
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