2006 Fiscal Year Annual Research Report
小学校への英語導入における大学、行政、教育現場の効率的協力体制の研究
Project/Area Number |
16720133
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
與儀 峰奈子 琉球大学, 教育学部, 助教授 (80284933)
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Keywords | 小学校英語教育 / 英語教員養成 / 教育現場との連携 / 小学校英語カリキュラム / 英語授業実践 / ネットワーク構築 / グローバル教育 / 人材育成 |
Research Abstract |
小学校における英語教育に従事できる人材を確保するための教育体制の確立と指導方法・指導技術の考究及び効率よく現場で使用できる教材の開発を目標とする本研究を遂行するために具体的には以下のように調査を進めてきた。 4月-6月:教育体制を強化する基盤を整えるために、4月から6月にかけて沖縄県立総合教育センター上江洲隆指導主事を筆頭に諸先生方と面談・協議を行った。 7月:地域との連携協力体制を考慮し沖縄県総合教育センターにおいて小学校英語活動の研修の一環として、小学校英語教材研究および小学校英語教育の在り方について現場教諭対象のワークショップを行った。また、日本語immersion教育で有名な米国オレゴン州Richmond小学校校長キャサリンアンダーソン女史を招いて(7月13日)意見交換会を行った。 8月:琉球大学附属小学校千原初頭研究大会(8月6日)においてコンピュータ支援英語教育コンテンツ教材を用いた公開授業および研究会を行った。英語活動で頻度の高いトピックに関して授業や自主学習ですぐに活用できるコンテンツをCDROMにコピーし、参加した教員に配布した。8月9日には小学校英語教育と中・高連携を視野に入れ、教授法や教材研究に関する英語教員研修を行った。 10月-2月:実践的指導力を有する英語教員養成の一環として琉球大学附属小学校における大学生による英語授業実践を実施した。7名の将来英語教員を志している学生を小学校に配置し7回の英語実践授業を行った。その理論的背景作りのために英語専攻学生対象に教材研究、教材作成、指導方法等の講義(ワークショップ)等の事前指導も行った。 12月:学生の指導力・実践力の養成と資質向上に繋がるような教育プログラムの構築や新しい形の教員養成と教員の研修プログラムに関して、ハワイ大学教育学部教授のDr.David Ericson教授と面談・協議を行った。今後教育実習生の交流や外国の教育現場体験実習などの可能性も模索している。
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