2006 Fiscal Year Annual Research Report
韻律中心の英語音声教育の有効性を検証する:音素識別練習からの脱却
Project/Area Number |
16720135
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
秋田 麻美子 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 講師 (30334585)
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Keywords | 第二言語習得 / 音声学 / 英語教育 |
Research Abstract |
[I]データの収集 以下の要領で昨年一年間にわたり発話・聴解データを収集し分析を行なった。 (1)被験者:早稲田大学 教育学部 1年次生一般英語選択授業受講者 (2)実験グループ:(1)音素教育グループ(2)韻律教育グループ(3)コントロール(各30名ずつ) (3)実験(授業)計画:各グループ共通の教育内容同一教材を使用しリスニング・内容理解・発話練習を半期間行った。(90分X15回)各グループ特有の教育内容 (1)音素:日本語音素との対比説明・音素の個別練習・似ている音素の識別練習 (2)韻律:強勢リズム・弱形・音変化(同化・連結・脱落など)の説明&発音練習 (3)コントロール:音声教育は行わず、比較文化的な観点で教材を解説し、ロールプレイなど実施 (4)データ収集: 3回にわたり聴解テストと発音テストを実施し、各教育効果を測定する。 (テスト実施時期:(1)受講直前(2)受講直後(3)受講から半年後) (5)結果は現在分析中である。これは、年度末までデータの収集が終了しないためである。 [研究成果の発表] 1)なお、昨年中には科研費の補助を得て一昨年収集したデータの分析結果をボストン大学言語習得学会で口頭発表した。 2)また、2004年度に科研費の補助を得て収集したデータを翌2005年に分析を行い、口頭発表を行い、その発表をまとめた論文を、Cascadilla出版より発表した。
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Research Products
(1 results)