2004 Fiscal Year Annual Research Report
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16720173
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| Research Institution | Nagoya University |
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Principal Investigator |
水野 由美子 名古屋大学, 大学院・国際言語文化研究科, 助教授 (40362214)
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| Keywords | アメリカ史 / 社会史 / 人種・民族関係 / 先住民(ネイティヴ・アメリカン) / ボーダーランド |
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| Research Abstract |
平成16年度における研究実績は以下の通りである。
1)ナヴァホ・プエブロそれぞれの評議会の議事録や書簡集をもとに指導層の学校観を分析する作業を行なった。その一部は、『講座ファースト・ピープルズ第7巻 北アメリカ』(明石書店、近刊予定)所収の論文「プエブロ-文化継承の戦略と課題」として発表した。
2)ニューメキシコ大学南西部研究所所蔵のオーラル・ヒストリー・コレクション(聞き取り調査の未公刊記録)やディネ(ナヴァホ)・コミュニティー・カレッジで自費出版されたオーラル・ヒストリー集を収集し、当該社会における伝統的な子育て方法と対比しつつ、一般の人々の学校教育観を分析した。まず国内において、一橋大学総合図書館と東京大学アメリカ太平洋地域研究センター所蔵の先住民関連の機関誌集(Native American Periodicals、マイクロフィッシュ)の閲覧・収集を行った。さらに八月には、ニューメキシコ大学南西部研究所、プエブロ・インディアン文化センターにおいて必要な資史料の収集を行った。その成果の一部は、「『変則的存在』から『インディアン市民』へ」(『言語文化論集』第24巻第1号、2004年)として発表した。
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