2004 Fiscal Year Annual Research Report
地方都市の郊外化進展段階の差異による分類とその要因の都市立地環境からの分析
Project/Area Number |
16720202
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
菊池 慶之 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 助手 (20367014)
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Keywords | 都市発展段階 / 都心 / 都市城 / 都市圏 |
Research Abstract |
本年度は,全国を1Kmメッシュに区分した「地域メッシュ統計」の従業者数・事業所数データに着目し,都市の経済的諸機能の分布がどの程度郊外化しているのか,またその郊外化の進展段階によってどのように分類することができるのかを分析してきた.基準地域メッシュは日本全体で約386,500メッシュと膨大な数に及び、また単純に従業者数だけを計測するとかなり分散した分布形状を示す.このため,研究を進めるにあたっては都心(Urban Core),都市域(Urban Area),都市圏(Urban Tributary Area)の定義が分析結果に大きく影響する.従来の研究では,都心としての性格が強い地区を従業者数が3000〜5000人/Km^2で区切っているものが多い.しかし都市域や都市圏といった範囲で従業者密度を定義している研究は見当たらない.そのため本研究では,現在,500人/Km^2,1000人/Km^2,2000人/Km^2,3000人/Km^2の4つの基準値でメッシュを分類し,その分布の連続性を考慮しながら,都心,都市域,都市圏の定義を作る作業を進めている.同時に,1981年,1991年,2001年の3ヵ年次の比較を通して,日本の都市の成長がどのような状況にあるのかに関して分析を進めている.
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