2004 Fiscal Year Annual Research Report
小規模パネル調査による雇用労働者夫妻の生活時間研究
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16730115
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Research Institution | Hokkai-Gakuen University |
Principal Investigator |
水野谷 武志 北海学園大学, 経済学部, 講師 (80364230)
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Keywords | 生活時間 / パネル調査 / 労働時間 / 不払残業 / ジェンダー / 共稼ぎ夫妻 / 男女共同参画 / 雇用労働者 |
Research Abstract |
本調査の大きな特徴は,前回2000年調査協力夫妻に2005年にもう一度調査協力してもらうパネル調査方法である。しかし生活時間調査は調査回答者に非常に大きな負担をかけるので,2000年調査の協力者夫妻との信頼関係を早い段階で築くことを平成16年度の最大の目標とした。また,次年度の本調査におけるより良い調査票設計につなげるために予備調査を実施した。以下に年間実績を示す。 【2004年7月】 2000年世田谷区生活時間調査メンバーとの第1回打ち合わせ。2000年調査協力者への調査協力のお願い状,調査方法,生活時間調査票設計,ICレコーダ,調査協力謝礼金,等について話し合う。 【2004年12月】 上記メンバーとの第2回打ち合わせ。調査協力のお願い状,調査方法,調査協力謝礼金,などの最終確認。 【2005年1月】 2000年調査協力夫妻のうち91夫妻に対して調査協力のお願い状を郵送。1月末までの返信用葉書にて返事を要請。42夫妻について葉書を回収(回収率46.2%),そのうち調査協力夫妻は26夫妻であった。 【2005年2月】 予備調査の準備。予備調査では次年度10月実施の本調査と同様な調査票にて調査を実施,調査票の妥当性の確認,調査協力者からの意見の獲得を主な目的とした。2月中旬にすでに調査協力の返事をいただいた夫妻に何件か予備調査への協力を電話にて要請し,2つの夫妻について了承を得て,予備調査票一式を発送。 【2005年2月末】 世田谷区男女共同参画センター「らぷらす」(北沢区タウンホール),世田谷男女共同参画課(世田谷区役所)を訪問し,担当者と意見を交換し,男女共同参画および生活時間に関わる資料・統計集を入手する。 【2005年3月】 2つの夫妻から予備調査票を回収。調査票の妥当性をおおむね確認した。また,2つの夫妻には調査票記入にあたっての感想について電話で問い合わせ,貴重な意見をもらうことができた。 【2005年3月】 2005年調査の基礎となる2000年調査結果を共編著で出版する(『生活時間と生活福祉』,光生館)。
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Research Products
(1 results)