2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16730120
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
薮下 ネーナパー 東京大学, 東洋文化研究所, 助手 (30361629)
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Keywords | タイ:日本 / 科学技術開発 / 技術移転・協力 / 科学技術者のキャリア / 研究開発 / 日系企業 / 技術力 / R&D |
Research Abstract |
本年度に行った研究活動により、タイ科学技術開発に関する3つのデータベースを作成できた。 1.タイの研究開発の現状 「この十年間において、タイにおける科学技術開発及び人的資源開発はどのように改善されてきたのか」という研究目的に沿って、タイ国科学技術環境省が実施した調査や研究を調べた。 ・国家科学技術活動の状況(研究開発の水準、技術力の国際比較、研究費、人材等) ・研究成果の動向(論文、特許、技術貿易等) ・科学技術政策やシステムの開発(重点分野・産業、税制、補助制度等) 2.タイの科学技術者のキャリア形成 「タイの科学技術分野における開発の遅れにはどういった背景及び構造的な問題が存在するのか」という研究目的に沿って、科学技術者のキャリアを調べ、教育制度や人材形成制度の分析を試みた。 ・大学の科学学部及び工学部に関する情報 ・上場企業の経営管理職者の中から科学学部及び工学部の出身者や科学技術の従事者を選出し、彼らのキャリアを調べた(2004年)。 3.タイの科学技術開発:日系企業の実態 「日系企業による技術移転・協力は成功しているのか」という研究目的に沿って、上場企業(地場企業と日系企業)の約400社の科学技術実施の現状のデータベースを作成した(2004年)。 上記のデータベースを活かして学術論文として発表するのは来年度の予定であるが、タイにおいて日本の経済、企業や科学技術についてどのようなイメージが持たれているのかということも調べることができたため、これについては今年度に論文1本を発表した『東南アジアにおける日本企業経済研究:現状と課題』。(研究発表を参照)
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